三つの種類に分けられるフレイル

介護は、その度合いが高くなければないほど、介護を受ける高齢者は日常生活を自立して送ることができ、自分らしく生きることができるようになります。家族や介護士の負担も減るので、介護予防という観点は非常に重要です。そして、介護予防をするためには、フレイルの状態を的確に把握し、フレイルの予防をすることが必要となります。フレイルとは、健常な状態と介護が必要な状態との中間的な段階のことを指しています。虚弱という言葉に置き換えることもでき、年齢を重ねるとともに現れる体力的、身体的な衰えなどが代表です。フレイルは大きく三つの種類に分けることができます。ひとつが身体的な虚弱、二つ目が精神的な虚弱、三つ目が社会的な虚弱です。

身体的な虚弱とは、運動の不足などによって身体機能が落ちることをはじめ、口腔の能力が衰え、食事が上手く嚥下できなくなることを言います。精神的な虚弱とは、認知能力の低下や精神機能の低下であり、社会的な虚弱とは、社会的なかかわりが薄弱になっていくことです。フレイルの予防をするためには、栄養面と運動面、そしてコミュニケーションに気を付けることが必要となります。これは本人だけではなく、介護士や周囲の人々も気を掛けることが必要です。健康を保つために必要となる栄養バランスが保たれた食事をとるほか、適度な運動を日常的に行うこと、そして外出などをして周囲とコミュニケーションをとることが予防につながります。外出などをしなくても、人と食事を共にするだけでも大きく異なるでしょう。